2024/02/06
全校
英語学習の現状を憂い、英語の指導内容をパワーアップします。
現在、学校で採用されている英語の教科書は、使いこなせれば確実に英語力が向上する大変よくできた素晴らしいテキストです。
各ページにあるQRコードを読み取れば、そのページの音源を聴くことができるので、耳からの学習も容易に行うことができます。
各学年、単語数も必要十分にまとめられていて、教科書の最後の方には全ての単語が発音記号つきでまとめられています。
ここで、大きな問題があります。
保護者様の世代でも疑わしいのですが、発音記号って学校で習いましたか?
おそらくは、習ったことがある方もいると思いますが、習っていない方も一定数いるのではないでしょうか。
英語は言語ですから、日本語と同様に、「音を聞いて意味が分かる」→「単語が読めるようになる」→「単語が書けるようになる」という順に身につけていくものですので、「音」は大変重要な最初のステップです。
ですから、単語を練習するときにも当然その単語を発音しながら覚えることが大切になります。
ところが、その単語が読めないとしたらどうでしょうか。
この話を漢字練習に置き換えてみましょう。
私も含めて多くの大人は、「薔薇(バラ)」「憂鬱(ユウウツ)」という漢字は読めても、普通は漢字で書けません。
つまり、「読めること」が大前提なのです。
ここで英単語に話を戻しますが、多くの学生が「読めない単語」を覚えようとしているという事実があります。
特に英単語の小テストで生徒の学習管理をしているつもりの詰込み型の塾では、ろくに発音の指導もしないのに小テストに合格できない生徒には、追試や罰書きを課します。
生徒にとっては追試も罰書きも嫌なので、「読めなくても練習して覚える」という恐ろしい手段にでます。
結果、そうした方法で無理やり詰め込んだ英単語は、その日限りで脳内から消失されていきます。
「うちの子は勉強はちゃんとするのに定期テストで点が取れない。」とお悩みの方は、ぜひお子様の普段の学習方法を確認してみてください。
前置きが長くなりましたが、創俊学院では、小5~中2を対象に以下の指導を通常の学習に加えて行います。
発音記号の指導(全学年対象 導入初年度は中3も指導します)
初見の英単語でも発音記号を見て発音できるようにします。同時にフォニックス(発音のルール)も指導します。
スキガク・ウイングで使う英語のラーニングの読み方・勉強の仕方(小5~中1)
文法の説明のどこが大切で、どこを覚えなければならないのかを説明し、通常学習の学習効果を上げます。
英単語の覚え方(小5~中2)
誰もが苦手にしている英単語の暗記の方法を指導します。
英文読解の技術(中1後期・中2)
学校の定期試験も入試も中心は英文読解です。英文読解の基礎技術を指導します。季節講習に指導します。
前学年の文法学習(中1後期・中2)
英語がわからなくなってしまっている生徒のために、季節講習などを利用して集中的に指導します。
中学生になって英語が苦手になる原因の多くは、小5・6の頃の英語の学習姿勢にあります。小学生なのでわからなければ隣の子に聞き、その場をクリアーし、英単語を覚えないまま学年半ばまで進むと中学入学と同時に英語が苦手になってしまいます。音で「popular」と聞けば、意味は分かりますが、文字で「popular」と見ても意味が分からず、あろうことか「人々」=「people」だと思い込んだりすることがないようにするために積極的に参加してください。