こんにちは 創俊学院です。
久しぶりの更新です。
今回は英語が苦手教科になってしまった人に見られるいくつかの共通点について書いてみたいと思います。
- 小さな頃から英会話に通っていたり、英語の塾へ通っていたのに苦手になっている場合
音から学習し、書く作業があとになった人の中には、小文字の定着が曖昧な人がいます。20秒以内で26個の小文字を書けるでしょうか?もし書けないようでしたら、曖昧な小文字があることになります。当然、各アルファベットの読み方や単語の中での読み方も危なっかしいはずです。これに加えて、ディスレクシアの可能性もあります。bとdやlとtをを取り違えるといった文字の認識を間違えてしまうことです。往々にしてケアレスミスとして処理されてしまうので、訂正できないままの人がいます。想像してみてください。一部文字が瞬時には判断できず、発音も曖昧で、意味も不明な単語が数多くある英文を読まなければいけない状況にいる苦しみを。英語の勉強を続けたいと思うはずがありません。
- 三単現のsを付け忘れる、冠詞を忘れる、be動詞と一般動詞を同時に使うなど中1の内容を間違える場合
何事も最初は簡単です。そこで舐めてかかってきちんと勉強しなかった人ほど、こういった間違いを繰り返します。大抵は基基本例文を暗唱できるくらい音読していません。ここで言う音読とは同じ英文を20回以上読むことです。CDなどの音源を聞いて、何回か発音するだけでは定着しません。
- 英文法の学習で身に着けた日本語訳ですべて英語を判断して間違える場合。
「この国で使われている言葉」も「この国で使っている言葉」も同じことを述べていますが、前者は「使われている」なので過去分詞を使い(正解)、後者は「使われている」なので現在分詞を使う(不正解)と考える人が実はとても多いです。現在分詞を選ぶ人は、英語の理屈ではなく日本語の言い方を唯一のルールのように捉えています。日本での文法の教え方が一問一答形式のようになっていることが主な原因ですが、もうひとつ本人の日本語力が高くないことも原因です。自分が見聞きしている日本語を客観視できないといってもいいでしょう。このタイプは「なんだ、結局暗記なのね」と間違った判断をします。その結果、自分は暗記が苦手なので英語は無理という結論を出すわけです。
この状態が最初に発生するのが、助動詞や不定詞を勉強する時です。May I ~?はどういうことを言いたいときに使うのかまでは考えずに「~してもいいですか?」と機械的に覚えて、他の助動詞と混乱して使い分けができないタイプは要注意です。
次回はこの続きを・・・。